音響外傷の原因と症状

音響外傷の原因と症状

音響外傷と呼ばれる症状を皆さんはご存知でしょうか?これは、ロックのコンサートやクラブの大音量、携帯音楽プレーヤーのヘッドホン・イヤホンで大ポリュームに日常的に聴覚をさらしている人に起こりやすい症状です。その予防方法は、こうした長時間の大音量に耳をさらさないように注意することです。

 

この「音響外傷」は、大きな音を長時間・長期間にわたって聞いたことが原因となって、内耳の蝸牛の有毛細胞に障害が発生して発症する感音難聴のひとつです。そうした大音量を聞いているときに、耳がツーンと痛みを感じた経験のある人もいるかと思います。その後、音が聞きづらくなって、話し声がつい大きくなってしまったりした人もいるのではないでしょうか。

 

これは一過性の音響外傷となるのですが、難聴の程度が軽ければ、時間がたてば有毛細胞が修復されて自然に回復します。ですが、大きな音を聞いた直後に強い耳鳴りが起こり、翌日以降も聞こえの悪さを明確に感じるような場合、または耳の痛みを伴うような場合は、治療が必要になります。この場合は速やかに耳鼻咽喉科に受診しましょう。

 

音響外傷は、明らかな大音量でなくても起こることがあります。それはヘッドホン難聴とも呼ばれているもので、日常的にヘッドホンやイヤホンで大きめの音を長時間聞いている場合に、徐々に蝸牛内の有毛細胞が傷つけられて発症します。

 

ヘッドホンやイヤホンは、特に電車の中や人混みで使うことが多いので、ついつい音量を上げてしまいがちです。また、最近は携帯音楽プレーヤーが長時間駆動できるようになったこともあり、そうした音楽を何時間でも楽しめるようになりました。しかし、ヘッドホンを使用する時、通常は空気に伝わる過程で弱まっていくはずの音の周波数が、高いままで直接耳に到達するため、それを受ける内耳にダメージを与えるのです。

 

コンサートなどでおこる音響外傷と違う点は、この場合徐々に聞こえが悪くなっていきますので自覚するのが難しいことにあります。もしも、耳が詰まった感じがするなど、聞こえがおかしいと感じる場合は早めに病院で受診しましょう。

 

こうしたヘッドホン難聴を防ぐためには、イヤホンやヘッドホンの使い方に気をつける必要があります。連続で1時間以上は聞かないようにし、1時間ごとに5分ほどはヘッドホンやイヤホンをはずして耳を休ませましょう。また、体調が悪いときは耳の病気は発症しやすいので、そういう時には無理にそうした音響環境を作らず、自然に音楽を楽しみましょう。

 

音量は上げすぎないようにできればより効果があります。音量の目安は、ヘッドホン・イヤホンをつけていながらも外部の会話が耳に入ってくる程度が理想だといわれます。外界の音を遮断するために音を大きくする人もいますが、耳にはよくないのでほどほどに抑えるようにしましょう。

 

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